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先ごろ行った地盤調査の報告書が届きました。
報告書には試験結果だけでなく、資料調査の報告も添付してあります。 ![]() 建設地は人工地形で、丘陵地、台地傾斜面等に置ける規模の大きな改変地形、とありました。 区分としては、切り盛りによる造成地盤で、不均質で軟弱な地盤です。 宅地開発をしてから40年位は経っていますが、そのような土地なので試験結果はあまりよくありませんでした。 ![]() 結果は測定ポイントごとに、上のような表にまとめられてきます。 柱状図のオレンジ色は粘性土です。この土地の土質は、少なくとも8mまでは粘性土であることがわかります。 表の一番右の換算N値から地耐力を換算しますが、N値で4.0に達していない弱い層があるので、なにかしら地盤改良をして地耐力を高める必要性が高くなりました。 また、深さ2mまでの範囲に自沈層(おもりを載せただけで沈下する層 ジンワリとかスルスルとか記載のある箇所)があるのですが、表層改良で対応するのか、杭を打つのか迷うところです。 (後日構造計算をし表層改良と柱状改良のコストを比較したところ、表層改良は改良範囲が広範囲なので見積りが高くなったため、柱状改良を行うことにしました。) 試験結果で意外だったのは、敷地の西は谷側なのできっと盛土をしているから地耐力がなく、東は山側なので地耐力があるかと予想していたのですが、結果は逆で西の谷側の方が地耐力が高かったことです。 隣家擁壁水抜き穴より雨水が落ちる部分でもあるので、関連性はわかりませんが敷地内は水がたまらないように気をつけたいです。 1
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![]() 柏市の新居に引越しました。木造住宅を中心に建築設計・監理の仕事をしています。 木の家設計室 アトリエ椿 http://atelier-tsubaki.jimdo.com/ 以前の記事
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